今すぐに、国際電話不取扱受付センターに申し込みをして国際電話番号を使った特殊詐欺の電話にそなえましょう。
2023年10月5日(木)の朝日新聞朝刊に「詐欺電話 国際番号急増 「+」で始まる発信 9月2000件越え」と題した記事を見つけました。内容の一部を引用します。
特殊詐欺のだましの電話に国際電話番号が使われるケースが急増している。警察庁のまとめでは8月は1千件、9月は2千件を超えた。固定電話やインターネット電話の規制強化を受け、詐欺グループが国際電話を装う手口に移っているとみられる。
2023年10月5日(木)朝日新聞朝刊
警察庁では、ナンバーディスプレイなどの番号表示機能や海外からの番号を受け付けないサービスの活用を呼びかけているとのこと。特殊詐欺電話対策の施された電話機が普及していますが、国際電話は盲点だったかもしれません。しかも、詐欺グループは実際に海外から電話をかけているわけでなく、スマートフォンのアプリで国内からの電話を国際電話の番号に変えている可能性もあるようです。
さっそくわが家の電話機のマニュアルで機能を確認したところ、拒否できる項目として以下が挙げられていました。
・ 非通知
・ 公衆電話
・ 表示圏外
・ 0120・0800
・ 登録した特定番号
このうち「表示圏外」というのがよくわからないので調べてみました。パナソニックのホームページ内、サポートのよくあるご質問に、
「表示圏外(ヒョウジケンガイ)」と出るのはどこからかかってきた電話ですか?
ナンバー・ディスプレイ利用中、着信時に「表示圏外(ヒョウジケンガイ)」と表示されるのは、電話番号を通知できない電話からかかってきた場合で、次のようなものがあります。
https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/7318/
・国際電話などで発信電話番号を通知できない場合
(以下略)
とありました。一応は国際電話からの着信を拒否してくれるようです。ただし、「上記のすべてが「表示圏外」になるとは限りません。」と注意書きもありますので、100%安心とはいかないようです。
国際電話不取扱受付センターに申し込む
少し心配ですので、朝日新聞の記事で「海外からの番号を受け付けないサービス」を行なっていると紹介されている国際電話不取扱受付センターに申し込みをしました。
「国際電話不取扱受付センター」とはあまりにそのままの名称ですので、申し込みのフォームを入力しながら一抹の不安を覚えましたが、国際電話サービスを提供する電話会社が共同で設置した組織だそうです。公の組織にはありがちな名前のチョイスですね。
夜間に電話をしたので※受付時間外のため電話口での申し込みはできませんでしたが、WEBから申し込むためのパスワードを自動音声で案内してくれました。さっそくWEBから申し込みを行います。
※連絡先は記事の最下部にあります。
申し込み手順
- 国際電話不取扱受付センターのサイトを開きます。
https://www.kokusai-teishi.com/
2. 「ご案内」のページです。
・ 申し込みは加入契約者(名義人)に限る
・手続き完了までに若干の日数を要する
・利用再開には申し込み後に、また若干の日数を要する
など、重要事項が書かれていますのでしっかり確認しましょう。「同意してログイン画面へ」をクリックします。
3. パスワード入力の画面です。自動音声で入手したパスワードを入力し「ログイン」します。
4. 「お申し込みフォーム」です。必要事項を入力します。利用を休止する電話番号、利用契約者(名義人)、住所、連絡先電話番号などを入力します。「同意して確認画面へ」をクリックします。
5. 確認画面です。入力に誤りがないか確認します。「申込をする」をクリックします。
6. 利用休止申請が完了しました。
入力事項も多くはなく、割と簡単に申請ができました。
昨今の物騒な事件に不安を感じている方、家族に高齢者がいる方、小さいお子さんが電話に出る可能性のある方などは、不審な電話を受けてしまう前に、万が一に備えてぜひ申し込みをしましょう。
携帯電話でも利用停止の申し込みができるようです。携帯電話も心配な方はご確認ください。
国際電話不取扱受付センター(電話: 0120-210-364)
尚、この記事でご案内した内容について、当方では一切の責任を負いかねますのでご自身の判断でご利用ください。
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