Speedpass +(スピードパスプラス)は生き残り、EneKey(エネキー)の登場はいつでしょう。
「エッソ・モービル・ゼネラル」と「ENEOS」の統合が、10月から本格化します。
以前にこんな記事を書きました。
SpeedpassからEneKeyへ 非接触決済ツールはENEOSのSSで進化する
その中でSpeedpass(スピードパス)はEneKey(エネキー)に取って代わられるのでは、などと書いているのですが、どうやらSpeedpass +(スピードパスプラス)は生き残っていくようです。
EneKeyが開発中であることは間違いないのですが、Speedpass +(スピードパスプラス)は現在も、そしてこれからもENEOSで使えるようなのです。
Speedpass + nanaco、Speedpassの行方も気になります。ブランド統合の情報を改めてまとめました。
決済ツールの相互利用開始時期
「エッソ・モービル・ゼネラル」が「ENEOS」に変更されることにともなって、両サービスステーションの決済ツールが相互利用できるようになります。
サイトの表から「個人のお客様」の項目を取り出しました。
ENEOS | エッソ・モービル・ゼネラル | 相互利用開始時期 |
---|---|---|
ENEOSカード | シナジーカード スピートパスプラス |
2018年10月 |
ENEOS Tカード Tカード |
スピードパスプラスnanaco | 2019年7月 |
スピードパス | 2019年7月 新ツールで対応 |
スピードパスプラスは2018年10月、来月からENEOSでも使えます。但し、下の表にあるように9月時点でもENEOSで使えます。
スピードパスプラスnanacoは2019年7月から、ENEOSで使えます。2018年9月時点でENEOSのサービスステーションでは使えません。
スピードパスは、2019年7月から相互利用開始としていますが、「新ツールで対応」とあります。下の表にあるように、2018年9月時点でENEOSのサービスステーションでは使えません。
もう少し詳しく相互利用を見てみよう
決済ツール | 2018年9月時点で ブランドがENEOS |
2018年9月時点で ブランドが エッソ・モービル・ゼネラル |
2018年10月以降 ENEOSブランドに 変更された サービスステーション |
---|---|---|---|
スピードパスプラス | ◯ | ◯ | ◯ |
スピードパスプラスnanaco | 2019年7月から 利用可能 |
◯ | ◯ |
スピードパス | × | ◯ | ◯ |
スピードパスは2018年9月時点でENEOSで使えます。「エッソ・モービル・ゼネラル」、2018年10月以降ENEOSブランドに変更されたサービスステーションでも使えます。
スピードパスnanacoは2018年9月時点でブランドがENEOSのサービスステーションでは2019年7月から使えます。「エッソ・モービル・ゼネラル」、2018年10月以降ENEOSブランドに変更されたサービスステーションでも使えます。
スピードパスは2018年9月時点でブランドがENEOSのサービスステーションでは使えません。「エッソ・モービル・ゼネラル」、2018年10月以降ENEOSブランドに変更されたサービスステーションでも使えます。
一言で言うと、たとえENEOSに変わっても「エッソ・モービル・ゼネラル」のEXPRESSだったところはずっと使えるけど、元々ENEOSだったところで使えるのはスピードパスプラスだけ。スピードパスプラスnanacoは来年の7月になったら使えるけど、スピードパスが使える日は来ない。ということです。
ちょっと矛盾も
下の画像では「スピードパスnanaco」も2019年7月より新ツール導入予定となっています。上の表にある2018年9月時点でENEOSブランドのサービスステーションで2019年7月から使えるとあるのですが、、、どういうことなのでしょう。
また、「スピードパス」のところに(セルフのみ)とあるのも気になります。「エッソ・モービル・ゼネラル」のEXPRESSのサービスステーションがENEOSブランドのEneJetというサービスステーションに引き継がれるという記事もありますので、スピードパスとスピードパスプラスnanacoの行く末は、微妙に異なるのかもしれません。
以下は9月時点でENEOSで使える電子マネーです。QUICPayも入っているのでスピードパスが使えるのは当然ですが、nanacoも入っているのですからスピードパスプラスnanacoも使えそうなものです。
ライセンスとか、間に入っている決済会社、あるいは決済端末の仕様によってそう簡単にいかない事情があるのかもしれませんね。
EneKeyが使えるのはいつ
「新ツール導入予定」とあるように、ENEOSのサービスステーション「EneJet」では新たな決済ツールを開発中です。もう一度、プレスリリースを復習しておきましょう。
セルフSSでの給油を素早く、簡単に決済するための決済手段として、エッソ・モービル・ゼネラルのセルフSS「Express」で展開してきた「Speedpass(スピードパス)に代わる新たな非接触決済ツール「Enekey(エネキー)」を開発し、SSブランドが統一される2019年7月から展開予定です。
シンボルマークはENEOSのブランド色の円に「E」の文字を重ね、鍵の形をイメージしています。 ※クレジットカードに紐付けされたキーホルダー型の非接触決済ツール。端末にかざすだけで支払いが完了。
「EneKey」は、エネルギーを注入する「鍵」という意味を込めており、家の鍵のように日常生活の必需品の一つとして手軽に持ち運びできる非接触決済ツールです。この「EneKey」は全国約3,900カ所のENEOSセルフSSで利用できる予定です。
さて、気になる登場の時期ですが、当初の予定通り「ENEOS」ブランドへの統一が完了予定の2019年7月以降となるようです。
あそこのENEOSでは使えるのに、こっちでは使えないといった状況が続くのは困ります。1日も早く、どこでも使える決済ツールが登場してくれることを期待しましょう。
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