Windows 11で盗撮、盗聴されないために。PCを買ってきたまま、インストールしたまま使ってはいけない!
Windows 11をインストールしてみて、ひとつ気がかりなことがあります。「いつでも誰とでもつながる」としてタスクバーからすぐにチャットを行える機能です。
気がかりなのは以下の点です。
1. Microsoft Teamsが常に起動している
2.デフォルトでカメラとマイクがオンになっている
3.Microsoft アカウントにサインインしていればいつでもオンラインチャットを使える状態
悪意のある人からのSNSやメールで送られたリンクをクリックしてしまったり、ウィルスに感染した場合にはどんな動作をするか分かりません。大多数の方は、Teamsを使ったチャットを今後行うことはないと思います。PCに内臓のカメラ、マイクを使った盗撮、盗聴の被害に会わないために、私が行っている対策をご紹介します。
Teamsを起動させない
まず、画面の右下、時計の並びにある上向きの矢印をクリックしてみましょう。
Microsoft Teamsのアイコンが表示されていたらTeamsが起動しています。いつでもオンラインチャットを開始できるように準備しているのです。Microsoft Teamsを使う予定のない方には不要なリスクです。
Windows 11にログインしたら自動的に起動する設定になっていますので、まずこれを停止しましょう。
1.スタートメニューから「設定」をクリックします。
2.「アプリ」の中から「スタートアップ」をクリックします。「サインイン時に自動的に開始されるアプリ」と書いてあります。
3.「Microsoft Teams」の右側のスイッチを「オフ」にします。これで、自動的に起動することはなくなります。必要があれば、手動で起動できます。
すぐ上に「Microsoft OneDrive」があります。意識してOneDriveを使う予定がない場合には、こちらもオフにすることをお勧めします。Word、Excelなどを使う際に、意図せずOneDriveに保存してしまい、PC上でファイルが行方不明になってしまう例がよくあります。
ここまで行ったらPCを再起動してみましょう。最初に確認した時計の横の矢印から見るとMicrosoft Teamsは起動していないはずです。
カメラとマイクもオフにする
Microsoft Teamsは止まりましたが、カメラ、マイクは使える状態になっています。依然として、リスクは高い状態のままです。ノートPCのカメラにシールを貼って目隠しをしている方をよく見ます。でも内臓のマイクはオフにしていますか?
次にご紹介する対策もあわせて行っておくことをお勧めします。Windowsの設定でカメラとマイクをオフにします。なお、オンラインミーティングなどを行う方は、使用の際にカメラとマイクをオンにする必要が生じますのでご注意ください。
1.「設定」で「プライバシーとセキュリティ」を選び「カメラ」、「マイク」をそれぞれクリックします。まず「カメラ」の設定から行います。
2.「プライバシーとセキュリティ カメラ」が開きます。「カメラへのアクセス」のスイッチを「オフ」にします。左上の矢印で前の画面に戻ります。
3.「マイク」をクリックして「プライバシーとセキュリティ マイク」を開きます。「マイクへのアクセス」のスイッチを「オフ」にします。
以上で設定が完了しました。カメラ、マイクを使うアプリがある場合には個別にオフ、オンの設定をします。
また、カメラとマイクをオフにしていますので、以下のような通知を受信することがあります。
チャットのボタンを削除する
最後に「チャット」を使う予定がない場合に、ボタンを削除する方法をご紹介します。誤ってクリックして気づかないうちにオンラインになってしまったり、家族などが使用してしまうリスクを減らします。
1.「設定」で「個人用設定」を選び「タスクバー」をクリックします。
2.「個人設定 タスクバー」が開きます。「チャット」の右側のスイッチを「オフ」にします。それ以外にも使用しないボタンがあれば「オフ」にします。
3.それ以外のタスクバー上のボタンは、右クリックして「タスクバーからピン留めを外す」をクリックすると削除できます。経験から、小さなお子様のいる方は、Microsoft Storeのアイコンなども外しておくことをお勧めします。
以上、私の行っている対策をご紹介しました。あくまでも私見に基づいた対策ですので作業にともなう責任は負いかねます。あくまでも個人の判断でお願いいたします。参考になりましたら幸いです。
コメント