macOS High Sierraをクリーンインストールして、macOS Sierraからアップグレードしています。前回は、Macを起動できるインストールメディアの作成方法の記事を書きました。
macOS High Sierra クリーンインストールでアップグレード 起動可能なインストーラの作成
結論から言うと、前回作ったインストールメディアは必要ありませんでした。ゴメンなさい、、何かの時に役立つかもしれませんので大事に取っておくことにします。
クリーンインストールは「macOS 復元」の機能を使って行ないます。macOSの復元には、macOSユーティリティを利用しますが、macOSユーティリティの起動方法によって、インストールされるバージョンが変わってきます。
以下の表は、appleのサイトにあるものですが、Macの電源ボタンで起動した直後に押すキーの組み合わせと、実行されるインストールの種類をまとめたものです。
今回は、macOS Sierra 10.12.6の状態から macOS High Sierra をインストールしますので、2番目の「option + command + R」が当ります。
キー操作 | 実行されるインストール |
command + R | MacにインストールされていたバージョンのmacOSをインストールします。それよりも新しいバージョンへのアップグレードは行いません。 |
option + command + R | Macと互換性のある最新のバージョンのmacOSにアップグレードします。 |
shift + option + command + R macOS Sierra 10.12.4以降が必要 |
Macに当初付属していたmacOS、またはそのバージョンに一番近い、現在も利用可能なバージョンをインストールします。このキーの組み合わせを使うには、macOS Sierra 10.12.4以降が必要です。 |
では、実際の画面を見ていきましょう。画像が微妙に歪んでいたりしますが、ご愛嬌ということで。。
1. 電源ボタンを押して起動した直後に「option + command + R」を押し起動します。地球の絵が出てきました。
2. さらに起動画面です。いつものリンゴマークです。
3. 「言語」の選択です。日本語を選んで次へ進みます。
4. 「macOSユーティリティ」が起動します。一番下の「ディスクユーティリティ」を選んで「続ける」をクリックします。
5. クリーンインストールをするため、ディスクを消去します。左サイドバーで内蔵の「Macintosh HD」を選択し、「消去」ボタンをクリックします。
6. 消去の確認です。「消去」をクリックします。
7. 消去が実行され完了しました。「完了」をクリックします。
8. ディスクの内容が消去され空になりました。
9. メニューから「ディスクユーティリティを終了」を選び、ディスクユーティリティを終了します。
終了後、macOSユーティリティに戻ります。macOS High Sierraのインストール準備が整いましたので、次回は続きを見ていきます。
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