WordPressの高速化とSSL化を目的に、お名前.comのレンタルサーバーからエックスサーバーに引っ越しました。
ナレ・ブロでブログを書いて6年目に入っています。多くの方にサイトを訪れていただいて記事を読んでいただき感謝しています。
最近サーバーのアクセスが重く、ページが開くまで時間がかかることが増えているように感じていました。いくつかのレンタルサーバーの動作を検証してきましたが、お名前.comの共用サーバーは限界かなと思い始めていました。
また、サイトのSSL化も課題になっていました。企業に限らず個人のサイトでもSSL化が進み、GoogleもSSL化を推進する状況に、当サイトも対応を迫られてしました。
仕事の絡みで、一時は「さくらレンタルサーバー」、「ロリポップ」、「お名前.com」、「エックスサーバー」と4つのレンタルサーバーを使用していましたが、現在は、「お名前.com」、「エックスサーバー」の2つに整理してきました。
お名前.comのレンタルサーバーのコストが相対的に高いので、コストの削減も兼ねてエックスサーバーに集約したいという事情もありました。
そのような訳で今朝起き抜けに引越しを思い立ち、午前中に一気に片付けました。トラブルもなく引越しが完了しましたので、ストックしていた記事を一気に書き続けています。
ナレ・ブロは、このサイトをセットアップしながら書いたWordPressの記事から始まりました。その後は、テクニカルな記事は書いていませんでしたが、今日は引越しの復習も兼ねてWordPress関連の記事を書いてみました。
さて、引越しは引越し元のお名前.comのサーバーでバックアップをするところから始まります。以下に順を追って書いていくことにします。
引越し元 バックアップ
データベース
1. お名前.comのレンタルサーバーにphpMyAdminを導入します。
2. お名前.comのレンタルサーバーのデータベースをバックアップします。
WordPress Codex データベースのバックアップ(2.1 簡易バックアップの手順を実施)
サーバーデータ
3. お名前.comのレンタルサーバーのデータをバックアップします。FTPソフトで、”knowledge-blog.jp”のディレクトリごと、PCに転送します。
これで、引越し元の準備作業は完了しました。
引越し先 セットアップ
データベース
1. エックスサーバーの[サーバーパネル]-[MySQL設定]にて、新規のデーターベースとユーザーを作成します。
2. 作成したデータベースに、引越し元で取得したデータベースのバックアップをインポートします。
※「Unknown collation: ‘utf8mb4_unicode_520_ci’」のエラーが発生したため、以下を参照して対処。原因はPHPのバージョンの違いによるもの。引越し元と引越し先のPHPのバーションを合わせること。
サーバーデータ
1. エックスサーバーの[サーバーパネル]-[ドメイン設定]にて、”knowledge-blog.jp”のドメイン設定を追加します。
2. PCに転送した引越し元のバックアップを、上記のディレクトリに転送します。
3. ディレクトリ直下にあるwp-config.phpを編集します。「データベース名」、「ユーザー」、「パスワード」、「ホスト名」をエックスサーバーに作成したデータベースに設定したものに書き換えます。
4. [ドメイン設定]にて、動作確認URLを取得します。エックスサーバー上でサイトが復元できたか確認します。
ネームサーバーの変更
1. お名前.comの[ドメイン]にて、ドメイン詳細を開き、ネームサーバーをエックスサーバーに向くよう変更します。
独自SSLの設定
1. ネームサーバーの設定が反映してエックスサーバー上のデータが参照されるようになると、独自SSLの設定が可能になります。[サーバーパネル]の[ドメイン]-[SSL設定]にて、独自SSLを設定します。
.htaccessの編集
1. 独自SSLの設定が反映し、SSLの接続が可能になったら「.htaccess」を編集します。独自SSLが設定されても、従来通りhttp://の接続も可能な状態になっています。http://の接続をhttps://の接続にリダイレクトする設定を行います。
2. http://のURLで接続した時に、https://の接続に変われば設定完了です。
引越し元のサーバーの作業
1. 引越しの後で特に問題が発生しないようであれば、引越し元のデータ削除、サーバーの解約などを検討します。
以上で引越しの作業が完了しました。
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