macOS Venturaをクリーンインストールでアップグレードの後編です。
前回は、macOS Montereyで使っていた、ソフトやファイルを残したまま、普通にアップグレードするところまでを書きました。
今回は、いよいよクリーンインストール(新規インストール)していきたいと思います。
クリーンインストール大失敗
結論からいうと、クリーンインストールは簡単にできませんでした。macOS 10.14のMojaveのあと、Windows PCに浮気している間に、仕様が変わったようです。macOS 10.15のCatarina、11のBig Surはパスしているので情報不足でした。私の想定していた環境から変化していました。
従来のクリーンインストール
macOS 10.14のMojaveまでは、一旦、最新のmacOSにアップグレードしておくと、ディスクイメージが置き換わるという認識でした。その後に、「macOS ユーティリティ」からディスクを消去して、「macOSの再インストール」を選んでインストールするとクリーンインストールが完了していました。
以前にも記事を書いていますのでご参照ください。
もう一度書くと、以下の手順でクリーンインストールをしていました。
- 最新のmacOSにそのままアップグレードする
- macOSユーティリティを起動する
- ディスクを消去する
- 「macOSを再インストール」する
「macOS ユーティリティ」から「macOS 復旧」に
まず、変更点その1はインストールの際に使うツールが「macOSユーティリティ」から「macOS 復旧」に名称変更されていました。さらに、「macOSを再インストール」が無くなり、現在のmacOSの再インストールのメニューになっています。
Montereyに戻ってしまった
とりあえずいつものように、クリーンインストールする手順を進めます。
- 最新のmacOSにアップグレードする(Ventura インストール済み)
- シャットダウンする
- 電源スイッチを長押しして、「macOS復旧」を起動する
- ディスクユーティリティで「Macintosh HD」を選び消去する
- ディスクユーティリティを終了し、再起動する
- 再び「macOS復旧」を起動する
ここでmacOSの再インストールに進むわけですが、上の画像にある通り何と「Monterey」の再インストールに変わってしまいました。最初に「macOS復旧」を起動した時には「Ventura」だったのですが、ディスクを消去すると「Monterey」に戻りました。
M1のMacBook Proを使っていますが、初期のmacOSが「Monterey」なので、初期化されるということなのでしょうか。「Ventura」にアップグレードしてもイメージファイルは置換されない仕様になったようです。
macOS復旧の起動からの流れを動画にまとめましたのでご覧ください。
まとめ
動画を見ていただいた通り、最終的には「Monterey」をクリーンインストールした状態で「Ventura」にアップグレードする形となりました。
イメージファイルを作ってDVDやUSBからクリーンインストールする方法もあるのかもしれませんが、まあ今回はこれでよしとしたいと思います。
最後まで読んでいただいたのに、問題の解決にならず申し訳ありませんでした。
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